1. 分電盤周囲をベニヤで施工
分電盤の近くにパワーコンディショナー等の設置を考えていたので壁の下地として石膏ボードではなくベニヤにしておいたほうが施工面でメリットがあるかと思ってお願いしました。これはパワーコンディショナーが重量物なのでボードアンカーで石膏ボードに固定するよりベニヤのほうがしっかりと固定できると思ったからです。また、その部分は壁裏の配線工事時の施工性も考慮してフカしてもらいました。実物は下の写真です。下部のコンセントよりも下の部分で壁に段差がありますが下の部分が本来の壁の位置です。分電盤やコンセントがある壁の部分はフカしてもらっているので壁裏に僅かですが空間があります。後で述べますがこのベニヤの向こうは外壁に面しているので壁内に断熱材が施工されています。分電盤があれば多数の電線が通りますので空間があるほうが施工性に優れています。
で、実際ですが我が家の場合分電盤を収納の中に設置してしまったのでパワーコンディショナーの発熱処理の問題が出てきました。パワコンの発熱については当時全く考慮していなかったので施工会社と検討の結果ここにパワコンを設置することはあきらめました。まぁ最終的には2システム構成になってしまったのでこの場所では2台もパワコンを設置するスペースもありませんのでパワコンは別の場所に設置することになりました。
2. 分電盤近くにLANポートを設置
当時はまだネットワーク対応の発電モニターなんかはあまりなかったのですが将来的にパワーコンディショナー等でネットワーク対応の機器が出るかもしれないと思って分電盤のそばにLANポートを設置しました(上の写真でコンセントの隣にLANポートがあります)。今のところ使う予定はないですが発電モニター以外のエネルギーモニター等で使えるようになったらとは思いますが。。。ちなみに我が家ではLAN配線は配管だけ施工してもらって中の配線は入居後に自分でやりました。
3. 太陽光発電用ブレーカーの設置
分電盤の中に事前に太陽光発電用のブレーカーを設置しておいてもらいました。1システムならこれで問題ないのですが今回は2システム設置なので結局分電盤の外に別のブレーカーを設置することになってしまいました。
4. 分電盤を外壁に面した壁に設置
これはどういうことかというと分電盤の壁の向こうは外です。当時の知識の限界とでも言いますか・・・配線上の問題でいざという時は外の壁に穴を開けて分電盤の後ろから直接線を通してしまおうと考えていました。ただ、結果的には用意した配管を使うことになったので杞憂に終わりましたがたとえばシャープのシステムの場合はパワーコンディショナーは屋外設置なので分電盤の裏の外側に設置することができたらとは思いました。なお、この壁は車庫内の壁なので風雨にさらされることもないのでもし穴を開けても雨漏りの危険性はほとんど無いのでその辺も一応考慮していました。
5. 分電盤からリビングまでの空配管
我が家の間取りですが分電盤は1Fでリビングは2Fです。通常発電モニターはリビングに設置されるケースが多いと思いますが我が家もその想定でした。ただ、フロアが違いますし、新築当時は将来どこのメーカーの太陽光発電システムを設置するかもまったく未定だったので発電モニターまで電波が届かないと困るので有線接続ができるように有線通信用の配管を施工していただきました。このページ一番上の分電盤周囲全景の写真がありますが右下のコンセントの隣に穴が開いていますが、そこに空配管が集中的に設置されています。下の写真がそこの拡大写真になります。オレンジ色の配管が3本見えますがそれぞれ以下のものです(一番左の配管はテープが巻かれているので灰色ですが)。
- 屋根近くのプルボックスからの太陽光発電用ケーブル
- 2Fリビングと繋がる発電モニター用配管
- 別途スッキリポールから繋がる空の配管(これは当時の私は頼んでいなかったのですがなぜか施工されていました、これのおかげで2システム設置出来ることになりました)
以上が我が家での太陽光発電設置を考えての事前対策でした。これから検討される方の参考になれば幸いです。
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