発電量シミュレーション数値


月次発電量シミュレーション数値

1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月合計
予測発電量
(kWh)
785.5766.3899.5909.81023.8811.9865.9977.5668.6665.6632.0698.09704.4
2012年実績
(kWh)
688.6
767.6901.7
997.7
1096.0923.6
1001.6
1159.2
872.2
855.2
643.9
562.0
10469.4
*冬季は南側建物の影により実際の発電量は低下しますがシミュレーション値は影の影響を考慮していません。

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2011年10月19日水曜日

太陽光発電システムと家の設計 その1

最近は新築時に太陽光発電システムを設置する方も増えてきていてうらやましい限りです。私の場合は予算の都合で新築時に同時設置ができなかったので将来の設置を踏まえて設計段階からいくつかの準備を行いました。ただ、当時の知識の範囲内での準備なので実際には当てはまらないものやもっと考えておくべきだったものもあります。

今回はそれらを紹介して現在新築を検討中だけど太陽光発電システムは将来設置したいという方の参考になればと思います。

1. 屋根形状

これは一番簡単に思いつくところですねw
屋根のデザインとしては寄棟屋根のほうが見た目や雨仕舞いの面で優れていると思いますが私の場合ここは南面に太陽電池パネルを多く載せることを考えて敢えて南北の切妻屋根にしました。また、棟の位置も建物中心より北側に設置することにより南側屋根の面積が大きくなっています。太陽光発電システムの設置工事時には寄棟屋根の場合だと多面設置ということで費用が増えるケースもあるので切妻屋根がよろしいかと思います。

2. 屋根近くの外壁から分電盤までの配管

ツーバイフォーの木造建築の場合、竣工した後で壁内に通線させることは非常に難しいです。これは電線に限らず電話線だろうがLANケーブルだろうが同じです。このため事前に太陽光発電ようの電線を通すための配管を用意してもらいました。分かりづらい写真で申し訳ないですが屋根近くの外壁から線を引き込むためのプルボックス(中央に写っている白い四角いプラスチックの箱状のものです)を設置してもらい、そこから壁内を空の配管が分電盤のところまで通っています。写真は地上から屋根方向を見上げて撮影しています。



当時はあまり知識がなかったので屋根近くに設置してしまいましたが実際には接続箱を設置する必要があるのでそれを考慮するともっと低い位置に設計すればよかったと思います。と、いうのも接続箱の中にはブレーカーがあるのですがシステム故障時等何らかの異常時は業者ではなく私がブレーカーの操作をする可能性が無いとも言えないので接続箱はあまり高い場所に設置しないことになったからです。下は施工会社に作成していただいた屋外配線のレイアウトプランですが右側の系統はパネルからの電線を一度接続箱に入れてから屋根近くのプルボックス経由での配線となるので取り回しの都合上電線の長さが増えてしまいます(分電盤の位置は下の写真でちょうど駐車場の文字があるあたりになります)。これが損失にどれだけ影響があるかわかりませんがこれは当時の考えが至らなかった部分です。



また、当時はこの屋根に2システム分のパネルが搭載できるとは考えてもいなかったので配管に使っているCD管も内径22mmのものなので1システム分しか通線できません。今後はパネル1枚当たりの発電量も多くなり、もっと多くの容量が載せられるようになるのでこういった配管は余裕をもって設計されるといいと思います。我が家の場合はたまたま別の経路で使わない配管があったので幸いなことにそれを使って2システムを導入することができましたが、余裕があれば配管を2本通すことも検討されたほうがいいと思います。


3. 売電メーター設置スペースのある電力引込柱の設置

我が家の場合、電力線引き込みには電力引込柱(スッキリポール)を使用しています。通常、このスッキリポールにはメーター格納用のボックスが付いていて、そこに電力量計等を設置します。パナソニック電工の製品情報でも用途に応じて各種モデルが販売されています。我が家ではその中でも売電メーターも設置できるモデルを選んで施工してもらいました。これによりメーターボックス内だけの工事で売電メーターの設置ができるようになっています。


上の写真はメーターボックス外観です。窓が2つあります。右手には既存の買電メーターが設置されておりますが左手は現在カラです。このメーターボックス内部の写真が下になります。


このモデルは電気以外にも通信線も収容できるタイプなので左下は電話の保安器や光ファイバーの接続ボックスも設置されています。

続きます

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6 件のコメント:

  1. こんばんは。
    建築時に準備されていたとは、すばらしいですね。
    私は全く考えてもいなかったので、設置が決まった今でも色々調べていますw
    1つ質問ですが、もし宜しければ教えて下さい。
    我が家の見積では接続箱が屋内設置となっていますが、東芝の接続箱は屋外設置でも問題ありませんよね?
    東芝のHPや他の施工主さんのブログでも屋外に設置して、そこから壁を貫通しているようです。
    我が家にはプルボックスなんて準備していませんので、接続箱を屋内設置した場合、配線を壁に通すようなことになれば、見た目も悪いし、ケーブル廻りからの雨漏りも気になります。
    接続箱を屋外設置するなら、軒下のベランダの壁に設置してもらおうかと考えています。

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  2. RS太陽光発電所副所長さん
    東芝のカタログやHPを見ると接続箱自体は屋内、屋外どちらでも設置可能なようですね。ただ、「海岸から2km以内では屋内に設置してください」とあります。ひょっとしてRS太陽光発電所副所長さんのご自宅はこれに該当しますか?該当しないのであれば施工業者さんに確認されてみてはいかがでしょうか。もし接続箱屋内設置ということであればケーブルの入線箇所は確かに軒下とか雨の直接当たらないところが安心ですね。

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  3. 早速の回答ありがとうございます。
    確かに微妙な位置ですね。2km内に湾があります。
    壁貫通部の方法を確認して、nartakさん宅みたいにプルボックスを追設してもらうのも、1つの方法ですね。
    事前に言わないと部品持ってないかな・・・

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  4. RS太陽光発電所副所長さん
    やはり海の近くでしたか。塩害が実際にあるかはわかりませんがきちんとメーカーのガイドラインに沿っているのは信頼できそうな業者さんですね。

    施工数が多くて慣れてる業者さんとかならプルボックスのような部材は普通に在庫で持ってると思いますが念のため想定貫通箇所やその部分の仕上げ方法など業者さんに確認されてみてはいかがでしょうか。

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  5. おー、素晴らしい。既に配管の事は考慮されてたんですねo(*^▽^*)o
    私なんて、LANケーブルを自分で2階から1階に通す時に、ものすごく苦労しましたσ(^_^;)

    返信削除
  6. こちんさん
    設計の段階で「将来配線やコンセントを増やそうとしたら露出配線とかになりますよ」と言われていたのでこの手の準備はやりすぎと言われそうなくらいやりましたw 

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